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牡蠣の養殖風景「牡蠣棚」 -
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浜名湖は日本で10番目に大きな湖です。浜名湖は、その南端「今切口」で直接太平洋とつながる「汽水湖」で、1日2回の潮の干満によって大量の海水が出入りするため、魚介類が豊富なことで知られています。
牡蠣の養殖といえば、全国的には広島県産・宮城県産が圧倒的なシェアを占めていますが、浜名湖での牡蠣養殖も歴史は古く、明治20年に始まり、当初は海面を囲った中に種牡蠣を直に育てる「地蒔き式」でしたが、大正末期には2mほどの針金に種牡蠣を吊るして育てる「垂下式」に切り替わり、養殖業者も増えて生産量も飛躍的に高まってきています。
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- 牡蠣の殻剥き作業
- 身詰まりが良い浜名湖産の牡蠣
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観光協会での試食風景 -
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地産地消を目的とする新たなご当地メニュー開発を考えるにあたり、まず冬季の素材として浮かんだのが牡蠣でした。
牡蠣の定番的メニューとしては「牡蠣フライ」「牡蠣鍋」「牡蠣ご飯」等がありますが、更に新しい食べ方として「うなぎのタレ」で調理する事が提案されました。
何通りかの実験を重ねる中、ボイルした牡蠣をうなぎのタレで焼き、トッピングとして玉ねぎ、海苔、ミカンの皮などを添えた丼ご飯を基本レシピとして、ここに新たなご当地グルメ「牡蠣カバ丼」が誕生したのでした。
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平成22年10月下旬、かんざんじ温泉観光協会で行われた牡蠣カバ丼の試食会をテレビ局が取材、11月1日に全国放送されました。
これが「全国新・ご当地グルメ選手権」出場への足がかりとなり、選手権当日の11月3日、会場となったテレビ局本社前では、他の出場者やテレビ局関係者など大勢が見守る中で審査が行われました。
その結果かんざんじ温泉観光協会が応募した出品作品「浜名湖牡蠣カバ丼」は見事準優勝を獲得したのです!
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「全国新・ご当地グルメ選手権」にて